しーまブログ 日記/一般奄美大島 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~

2015年07月14日

「小湊フワガネク遺跡」の紹介

こんにちは。奄美産業活性化協議会のスタッフです。台風が次々と発生、その進路がきになるところですね。

さて、今回は奄美市にある国指定史跡『小湊フワガネク遺跡』(写真中央部)の紹介です。
海岸砂丘にある7世紀前半の遺跡で、土器等の他、大量のヤコウガイやが出土しています。その多くは貝製品の原料として用いられていたようで、代表的なものに「貝匙(かいさじ)」があります。そしてそれらの加工場跡が確認されています。南西諸島における海岸砂丘遺跡が、砂採取やリゾート開発などで著しい破壊を受けてきたことを考えると、小湊フワガネク遺跡はきわめて良好な状態で残存しているとても貴重な事例だそうです。
また、遺跡が出土している周囲はソテツが植えられており、江戸時代当時の食糧危機の回避、土地境界木、防風林として作物の保護等に役立っていたようです。このようなソテツの畑景観が残っている貴重な場所でもあるようです。
後世に残すべき史跡・景観のひとつではないでしょうか。
「小湊フワガネク遺跡」の紹介
「小湊フワガネク遺跡」の紹介

参考資料:「国指定史跡小湊フワガネク遺跡 解説資料2012(奄美市教育委員会)」http://bunkaisan-amami-city.com/archives/849 
「島の宝100景 小湊フワガネク遺跡群とソテツ群落(国土交通省都市 地域整備局離島振興課)」



Posted by 奄わーく(奄美大島雇用創造協議会)  at 09:22 │Comments(0)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
「小湊フワガネク遺跡」の紹介
    コメント(0)